さよなら絵梨 1巻の書影1巻

さよなら絵梨

藤本タツキ / 集英社 / 少年ジャンプ+

病気の母を撮影していた少年・優太が、一本の映画を作った後、謎めいた少女絵梨と新たな作品に取り組む。撮る側の意図で現実がどう編集されるかを揺さぶり、記憶、喪失、虚構の境目を映画の構造で描く。

巻数
全1巻完結
最新刊発売日
2022年7月4日
最新刊価格(紙)
¥484税込
掲載誌
連載期間
2022年〜2022年

あらすじ

中学生の優太は、病気の母から、自分が亡くなるまでをスマートフォンで撮影してほしいと頼まれる。膨大な映像を一本の映画に編集して学校で上映するが、演出の選び方を含めて観客から厳しい反応を受ける。撮ることをやめようとした優太に、映画を気に入ったという少女・絵梨が声をかける。彼女は作品を作り直すため、二人で多くの映画を見て、構成や演技を学ぶことを提案する。優太は絵梨を新しい題材として撮り始めるが、カメラの前の姿と日常の彼女が同じなのかは分からない。現実の出来事も、撮る場面を選び、順番を変えれば別の意味を持つ。大切な人の記憶を残す行為は記録なのか創作なのか、その境界を映画制作の過程そのものから揺さぶる物語である。

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