あらすじ
漫画家・山本さほが、小学生時代からの親友・岡崎さんとの日々を振り返る自伝的作品。クラスになじめなかった山本は、独特の遊びと笑いの感覚を持つ岡崎と出会い、放課後を一緒に過ごすようになる。ファミコンや携帯ゲーム、漫画、テレビ番組をめぐって競い、家にある物だけで新しい遊びを考える。大人にはくだらなく見える約束も、二人には一日の中心だった。岡崎の家庭には友人から見える範囲にも複雑な事情があり、子どもの山本は助け方を知らない。それでも相手の家へ通い、同じ画面を見て笑う時間が、学校や家とは別の居場所になる。中学、高校と環境が変わり、進路や友人関係で距離が揺れても、共有したゲームの記憶は残る。一九八〇年代末から九〇年代の遊びを手触り豊かに記録し、友情が作者を作るまでを描く回想録。
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